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鍼治療は不眠症を改善するだけでなく、不安感の軽減、睡眠の質を向上する。 〜1,108人を対象にしたアメリカ、カナダの研究より〜


Posted by 鍼灸ニュース on MFeb 12, 2021 7:00:00 AMより


仕事や生活のパフォーマンスに大きな影響を与えるとされている睡眠。

しかし"日本における睡眠障害の頻度と健康影響"
https://www.niph.go.jp/journal/data/61-1/201261010002.pdf
によると、全国でランダムに抽出された20歳以上の男女3,030人に調査をした所、男性が22.3%、女性が20.5%の割合で睡眠障害(入眠困難or中途覚醒)を抱えているというデータが確認できました。

睡眠障害はただ夜眠れない辛さだけでなく、日中の倦怠感、眠気、集中力の低下など仕事のパフォーマンスにも大きく関わってきます。

今回Journal of Neuropsychiatry and Clinical Neurosciences(精神神経医学および臨床の神経科学雑誌)の実験結果を含む1,108人の不眠症患者に対する鍼治療結果がプラセボ治療(偽薬)より優れていること、睡眠の質を改善し、不安を軽減、メラトニンホルモンの分泌を増加させた。という海外の記事をご紹介したいと思います。


鍼治療は、最新の研究により不眠症の緩和に効果的であることがわかっています。いくつかの調査は重要な臨床所見をもたらします。

1つ目の研究では、鍼治療がプラセボ対照よりも優れていることがわかりました。

2つ目の研究では、鍼治療が睡眠を改善し、不安を軽減、メラトニンの神経ホルモン内因性分泌を増加させるのに効果的であることがわかりました。

1,108人の患者のメタアナリシスでは、睡眠を改善するために、鍼治療が偽薬/プラセボ対照よりも優れていることがわかりました。この研究ではピッツバーグ睡眠品質指数(PSQI)スコアを使用して結果を検証しました。

耳鍼、体への鍼治療、電気鍼治療すべて不眠症に対し効果的であることがわかりました。

トロント大学、および精神保健センターの研究者によってJournal of Neuropsychiatry and Clinical Neurosciencesに発表された別の調査では、不眠症および不安症の治療に鍼治療が効果的であることがわかりました。鍼治療を通して、患者は睡眠を改善、そして不安を軽減しメラトニン(aMT6)の内因性分泌物を増加させました。

合計10回の鍼治療が5週間にわたって行われました。睡眠時間、睡眠の質、倦怠感、および幸福感に改善が見られました。研究チームは、夜間のメラトニン分泌、睡眠開始の睡眠ポリグラフ測定、覚醒指数、総睡眠時間、および睡眠効率の改善をスコア化しました。不安スコアの有意な減少も見られました。

メラトニンレベルの夜間の上昇は、睡眠の改善と平行していました。研究者たちは、「鍼治療は全体的な睡眠の質を改善し、不安軽減に大きな影響を及ぼしたため、注目に値する」と述べています。 彼らは、「鍼治療は不安を抱える被験者の不眠症の治療的介入として価値があることが示されたため、それらの患者に対する薬物療法の代替となる可能性がある。」と付け加えています。

関連する調査として、エモリー大学とアトランタメディカルセンターの研究者は、PTSDと脳損傷のある退役軍人の睡眠障害の治療に鍼治療が効果的であることを発見しました。研究者らは、鍼治療は、軽度の外傷性脳損傷(mTBI)の退役軍人の主観的および客観的な睡眠パラメーターの両方に有意な改善をもたらすと結論付けました。これには、PTSD(心的外傷後ストレス障害)の退役軍人が含まれます。研究者たちは、「鍼治療は、経験を多く積んだ軍人が抱える大きな悩みに対して、特に扱いにくい問題であった睡眠障害に有意義な救済を提供する。」と述べました。

別の調査では、乳がんの生存者の睡眠の質を改善するために、鍼治療は薬物療法よりも効果的であると結論付けています。ペンシルベニア大学(フィラデルフィア)、メモリアルスローンケタリングがんセンター(ニューヨーク)、およびメモリアル大学の研究者は、ほてりのある女性の乳がん生存者の入眠時間と効率を改善するために、電気鍼療法がガバペンチンよりも優れていると結論付けました。対照臨床試験において、研究者らは、鍼治療は睡眠時間を改善し、入眠潜時を大幅に改善すると結論付けました。


https://www.healthcmi.com/Acupuncture-Continuing-Education-News/2065-acupuncture-ups-melatonin-and-improves-sleep-finding


今回紹介した記事によると、鍼灸治療は単に不眠症改善だけでなく、不安の軽減や、心のトラウマによる不眠、癌治療後の不眠にも効果があることがわかりました。

そして入眠障害や中途覚醒だけでなく、メラトニンという睡眠の質を改善するホルモンを分泌することから、たくさん寝ても熟睡感の得られない人にも鍼治療が有効と言えます。

健康の原則として昔から「快食・快眠・快便」と言われてきました。寝つきが良くないことはとても辛いものです。鍼治療によって夜眠れないという不安感やプレッシャーが無くなることによって、気持ちも少しずつ楽になり、次第に理想的な睡眠サイクルを得られることが期待できます。

ぜひ不眠でお困りの方や、自分の睡眠に満足していない方はぜひ一度鍼灸をお試しださい。

https://www.healthcmi.com/Acupuncture-Continuing-Education-News/1921-acupuncture-benefits-sleep-in-lab-and-clinical-trials

written by 村中僚太(鍼灸師・ケアマネージャー)
国立大学法人筑波技術大学卒後、臨床研修卒。「医道の日本」、全日本鍼灸学会誌等へ論文を掲載。英国SPA会社Steinerにて豪華客船鍼灸師として勤務、優秀なクルーに送られる「Moment that matter]受賞。5年で約4,000人の治療を担当。
訪れた国は50以上、200都市を超える。 現在はジョージアにて「日本鍼灸を海外へ」をテーマに鍼灸院を開業。


鍼灸がカウンセリングと同程度の効果をうつ病に発揮するというイギリスのレポート


Posted by 鍼灸ニュース on Mar 11,2020 7:00:00AMより


日本では
100人に3~7人が
うつ病を経験したことがあると言う
調査結果があります。

更に、厚生労働省が3年ごとに行っている患者調査では、
うつ病を含む気分障害患者が、近年、急増していると言うことが指摘されています。

うつ病にも様々な種類があり、
一般的なうつ病のほかに

  • 仮面うつ病
  • 産後うつ病
  • 冬季うつ病
  • 他の病気が原因で起こる二次的なもの
なども治療対象になっています。

うつ病の回復期間としては、治療開始から8ヶ月で
約6割の人が回復すると言われます。

しかし、
回復した患者の半数は再発する可能性が高く、
海外の研究の比較によると、1年以内で4~5割、
一生のうちには9割の確率で再発するというデータが出ているようです。
再発回数が多いほど再発する確率もあがっているようです。


うつ病の治療としては

  1. 十分な休養
  2. 薬による治療
  3. 精神療法(心理的治療)
が基本となります。

まずは十分な休養をとり、
抗うつ剤と並行して治療をしていきます。

しかし、この抗うつ剤も
全ての患者に効き目がある
と言うものではありません。



さらに、
抗うつ剤の服用により
3~5割の患者に副作用が出ると言われます。
副作用も薬によって異なってきますが
主な症状としては

  • 眠気
  • 吐気
  • 口の渇き
  • 便秘
  • 悪心
など、様々です。


3.の精神療法としては、

  • 支持的精神療法
  • 認知療法
  • 対人関係療法
などがあります。

この中の
支持的精神療法は一般のうつ病の診療で行われますが、

他の二つは
専門の精神外科医や臨床心理士の元で行われます。


うつ病になると、
自分を責め、悲観的な考えが
止まらない傾向があるため、
このように薬と休養に加え
カウンセリングによる治療も進められています。
これまでに何度かうつ病や抗うつ剤に関する
レポートを紹介してきましたが、

今回はうつ病に対して
鍼灸がカウンセリングと
同じくらいの効果を発揮するという

ロイター通信のニュースをご紹介します。
この研究は、イギリスのヨーク大学の
Hugh MacPherson氏が
中心となって行ったものです。



今回の研究は、
755名の中等度から
重度のうつ病の患者を対象に行われました。

参加者は3つのグループに分けられました。
グループ1:今までの治療に加え12週間の鍼灸の治療を受ける
グループ2:今までの治療に加え12週間のカウンセリング治療を受ける
グループ3:今までと同じ治療のみ

研究対象の患者のうち、70%が研究前の3ヶ月間に抗うつ剤を使用しており、
また半数が痛み止めを使用していました。患者はこの研究が行われている間、
投薬をやめる必要はありませんでした。
研究前のうつスコアの平均は16でした。
これは0から27までの数字でうつの状態を表しており、数字が高いほどうつ状態が
重いということになります。
3ヶ月の治療後のうつスコアの平均は以下の通りでした。
グループ1:9 グループ2:11 グループ3:13

また、治療後にうつ症状が出なかった患者数は以下の通りです。
グループ1:7名 グループ2:10名 グループ3:1名

これらの結果を受けて、ニューヨークのコロンビア大学病院の精神科医である
Dr. Phillip Muskin氏は以下のように述べています。
「もしうつの症状が完全に良くならないようなら、他にもオプションがあるということを
この研究は示しています。
薬の種類を変えるのもオプションの一つですが、この研究は鍼灸がカウンセリングと
並んで有効なオプションであることを示しています。」



この研究により、
精神外科医が鍼灸を認める発言があります。

うつ病の患者にとって、どの治療法が一番いいのかは
正直分かっていませんが、

このように
1つの治療方法として、
鍼灸がカウンセリングに並ぶ効果が示されています。

今後、さらに鍼灸による治療
広がることを期待したいですね。

引用:ロイター通信 2013年9月24日

ふじさわ鍼灸院の鍼灸治療⇒「症状別お悩み相談」 うつ病 をご覧下さい。


心が折れた。メンタルが弱い。

メンタル黄色信号のサイン


心が折れた。メンタルが弱い。と思うことはありませんか?

ストレスや不安の多い時代、メンタルのセルフチックをしてみませんか?

 メンタル黄色信号のサイン

        □首のこわばり、しなやかに動かない

  □ストレートネック気味である

  □みぞおち周辺が固い

  □手指がしなやかに反らない

  □頭皮が軟らかすぎて、ニュムニュとむくんでいる

                    etc・・・

急に怒りっぽくなったり、急に落ち込みやすくなったり、メンタルのバランスが突然とりづらくなったなら、体のどこかが弱っているかも。

メンタルの不調に敏感でいることが、身体のケアにもつながります。 (『温ツボ健康法』MAGAZINE HOUSE MOOK)

心へしなやかにアプローチ


経絡治療は、エネルギーラインである経絡にハリときゅうでソフトにツボ刺激し、

身体の黄色信号のサイン、こわばり・こり・みぞおち周辺の固さほぐし、頭皮が軟らかすぎて、ニュムニュしているむくみを取っていきます。

身体の内側から治療する経絡治療は、心もしなやかになるようにアプローチをします。



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