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アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎とは

アトピー性皮膚炎は、汎発性神経炎アトピー素因の個体に発生しやすい湿疹様変化です。

1994年に日本皮膚科学会より、診断基準が提唱され、瘙庠、特徴的皮疹と分布、慢性反復性の経過より診断されます。

乳児期では滲出傾向の強い鮮紅色班で始まり、頭・顔・頸などから体幹、四肢へと拡大します。 漿液性丘疹、落屑、痂皮などを伴いますが、重症例ではびらん、浸潤などをきたします。 加齢と共に鮮紅色調は薄れ、乾燥傾向、毛孔性角化、粃糖様落屑などが目立つようになります。
(『南山堂 医学大辞典』より)



アトピー性皮膚炎を中国伝統医学では次のようにとらえています。 私たちの身体は、外界の環境による風・熱・寒・湿・燥の影響を受けます。本来、身体が外の環境に反応して順応できるように働きます。

身体が風に対する抵抗、熱に対する抵抗、寒に対する抵抗、湿に対する抵抗、燥に対する抵抗というものを覚えさせていきます。

精気の萎縮を回復させアトピー性皮膚炎を小さくする

現代は自然の中で生きていません。 自然から遮断されて生きています。

そうすると本来持っていた自然の中での自分を治していける、自分を守っていける、自分の生理的な働きを守る、そういう働きが萎縮してきています。

自然を含めた外の環境から自分を守る働きを失ってしまっています。 そのため、アトピー性皮膚炎は、外界の何らかの刺激に対して自分を守れないために症状がでてきます。

両親からもらった元気というのは、精気という形で腎に宿っています。 この萎縮を回復させるために、その元気を鍼灸で補っていきます。

経絡治療は、先天の気を宿している腎を補うことによって、元気・精気が回復し、アトピー性皮膚炎が小さくなり、消えていきます。

(参考資料『脈から見える世界』
『合類醫学入門』)


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