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膀胱炎

若い女性に多い膀胱炎

膀胱炎は20代~40代の女性(特に働く女性)に多い病気です。

繰り返しやすいと言われる膀胱炎。最近1年以内に膀胱炎になった方の約3人に1人は2回以上発症しています。

1年以内に膀胱炎の症状を感じた回数の割合(小林製薬調べ:20~69歳女性2017年8月実施)

なぜ女性の方が「膀胱炎」になりやすいのでしょうか?

膀胱炎が女性に多いのは、女性特有のからだの構造が深くかかわっています。

女性は男性に比べ、肛門と尿道が近い位置にあるため、大腸菌などの細菌が膀胱内に入りやすく、その結果膀胱炎になりやすいという傾向があります。

膀胱炎はストレスがたまったり、過労、睡眠不足、風邪などで免疫力が低下していると感染しやすくなります。

膀胱炎の症状は

その他に
・血尿・・・・おしっこに血が混じっている
・下腹部不快感・・・・下腹部が重くスッキリしない。
・尿失禁・・・・おしっこが漏れる。
等があります。

膀胱炎では通常、熱は出ませんが、熱が出たり、腰痛があったりする場合は、細菌が腎臓の腎孟まで侵入し、腎孟腎炎になっている可能性があります。

再発予防は「冷え」をとること!

忙しい現代に生活している私たちは、なかなか生活環境を変えることが難しく、ストレスも多くなりがちです。
ストレスや疲れをため込まないうちに、免疫力アップのコンディションを作ることが大切です。
そのためには、「冷え」を解消することです!

「冷えは万病のもと」と言われます。膀胱炎をおこす前、おこしてからは、足の冷たい方が多いです。足が冷えているということは、身体も冷えています。

鍼灸治療によって、「冷え」を取り除くことにより、血液の循環が良くなり、免疫力がアップします。

東京都健康長寿医療センター研究所の堀田晴美研究部長は「鍼刺激によって血流が増加する」ことを報告しています。(『鍼刺激による血液重患改善作用の反射性メカニズム』より)

身体の中から温まる鍼灸

経絡治療は、その人のもっている力を高め「冷え」をとり除き、免疫力をアップさせます。

カラダには、「心身を動かすエネルギー(気血)」の通路(ネットワーク)が流れています。
その通路(経絡)が、「冷え」によって滞り、排尿痛・頻尿・白濁尿などの症状があらわれます。

滞っている「心身を動かすエネルギー(気血)」の通路(ネットワーク)を鍼と灸を用いて調えると、気血の巡りが良くなり、カラダの内から暖かくなります。

免疫力アップは、ストレスや疲れを少なくします。

(参考資料:「こんな症状があったら」日本泌尿器科学会 『はりの力』「鍼刺激による血液循環改善作用の反射性メカニズム」日本鍼灸師会発行 『医学大辞典』南山堂)


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